2003年4月・花の会





貝母・諸葛菜・黄水仙
【Nさんの作品】
口の広い花器に、落とし付き剣山を使って春の草花を立てていたので、固い作品に感じられました。
手直しでは、剣山の使用を止め、弾力のある枝で器そのものに十文字配りをし、草花の重力だけで器の広口に持たせかけるようにしました。
春の花の彩りが表現できてよかったですね…
器は、紀州高野の陶芸作家・森岡成好の焼き締め、寸胴。
花は、貝母、諸葛菜、黄水仙です。







八重桜・きぶし・斑入り紫陽花 クローズアップ
【Yくん8歳の作品】
Yくんは、私の生徒の中で最年少の感受性豊かな少年です。
この作品は、彼の原作を損ねぬよう、花止めの甘さだけを修正しました。
花材も、八重桜、きぶし、斑入り紫陽花の芽吹きの、いわゆる枝モノ3種と、草モノは、貝母1種の奇抜な構成で、大胆で奔放に生けられています。
この自由な発想を大人になっても失わずに持ち続けたいもの…と、こちらが教わること、影響大です。







貝母・土佐水木・斑入り紫陽花
【Kさんの作品】
こちらも寸胴にまっすぐ立てて生けられていたものを枝の重力だけで傾きを持たせました。
花は、貝母、土佐水木、斑入り紫陽花。








藪椿
【Nさんのお嬢さんの作品】
赤い花器ならば、白の花を取り合わせよう…などと思うのが、プロの浅はかさ…、
花を習うのははじめてとおっしゃるNさんのお嬢さんが選んだのは、朱塗りの器に、赤い藪椿。 よく似合うと思いませんか?花が主張しすぎていないところが、また奥ゆかしくていいですね。
これも花止めをきっちりとしただけで原作を損ねぬように修正しました。







芳香水仙
【私の作品】
春咲き芳香水仙
まだ春の日も遠い寒中に咲く旭水仙とはちがい、花びらも葉も、多少肉厚で、しかも花を数多くつける芳香水仙は、和生のものとはちがい、1本で賞玩するには、ややあざとい…???…そこで、密集させました。鉄製釣り花入れを、置き花に転用。


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